このサイトを作った理由

2015年、「インストバンドで何かおもしろい音楽はないか」と探していたときに、マスロックというワードに出会いました。ところが、当時はマスロックに関しての詳しい情報が少なく、「難解そうで自分には合わないな」と感じそこで調べるのをやめてしまいました。

しかし3年後の2018年、American Footballを聴いたのがきっかでそのイメージは覆されることとなります。マスロックは複雑なだけではなく、繊細で情緒のある音楽だと気づきそこから関連するバンドを聴くようになりました。

また当時、KeiMaさんのinakaguitar(現 SOUNDRAWER)にたどり着き、ひたすら記事を読み漁る日々を過ごしていました。

変則チューニングはどのように使われているのか。Kinsella兄弟と周辺のバンドはどうつながっているのか。エモとミッドウェストエモは何が違い、マスロックとはどのような関係にあるのか。

これらを知ることで私はマスロックというのは誰もが楽しめるポップなジャンルであることに気づきました。また奏法自体もポイントを押さえておけばそこまで難しくもなく、なんならギターの変則チューニングに至ってはレギュラーチューニングよりも簡単に弾くことができる手法だなとすら思いました。マスロックでよく使う4つの奏法

そこでバンドや歴史、奏法の情報をまとめ、これらの音楽を知るきっかけになる場所をつくろうと考えました。本当はマスロック・ミッドウェストエモを好きになるかもしれない人が深く知る前に離脱してしまわないように、このサイトがその入口を見つけるためのきっかけになればいいなと思っています。

サイトの目的

マスロック・ミッドウェストエモのバンドはそのDIY精神からか、あまり表立ったプロモーションを打たず、いいバンドなのに調べても情報がなかなか出てこないという場合があります。

そこでこのサイトでは、様々なバンドの動画や音源に気軽にアクセスできるように情報の整理を行っています。

また、バンドや奏法についてわかりやすく解説したコラムを掲載することで、マスロック・ミッドウェストエモに対する粒度を上げることを目的としています。

扱うジャンル

現在、「エモ」という言葉は広い意味で使われています。このサイトでは広義のエモ全般ではなく、マスロックと、USインディやハードコアの流れを持つミッドウェストエモを扱います。

ギターを始めた人へ

このジャンルには高度な演奏もありますが、すべての曲が上級者向けというわけではありません。変則チューニング、開放弦、短いフレーズの反復を使うと、一般的なコードを多く覚えていなくても特徴のある響きをつくれます。

また、バンドを組まなくても、ギター1本で作曲や録音を始められます。これからギターを始める人にも、ひとりで曲をつくりたい人にも楽しめる音楽として紹介していきます。

著者近影